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第42話

Auteur: 宮サトリ
彼女はすでに傷ついているのだから、霧島弥生は決して彼女たちに二度目の傷害を与えるつもりはなかった。

それからまもなく、尾崎由奈が戻ってきた。

「サンドイッチとカフェラテ、それから甘いものも買ってきたわ。コンビニはあまり選べるものがなかったけど、とりあえずこれで」

尾崎由奈はそう言いながら、袋を開け、彼女に手渡した。

「さあ、早く食べて。お腹を空かせたままじゃダメよ」

霧島弥生は尾崎由奈を見つめ、その目には温かい笑顔が浮かんでいた。

「ありがとう」

ある意味、尾崎由奈は彼女にとって母親以上に心配してくれる存在だった。

「ありがとうなんて言わないで!」

案の定、尾崎由奈は彼女を一瞥し、「私たちの関係で感謝なんて必要ないでしょ?むしろ私が感謝しなきゃいけないくらいよ。だって、あのときあなたがいなかったら、私は大学にも行けなかったかもしれないんだから」

霧島弥生は微笑んで、言葉を返さなかった。

彼女と尾崎由奈は高校時代に出会い、すぐに意気投合して仲良くなった。そして大学でも同じ学校に進学した。本当に運命的だった。

しかし、その夏休み、尾崎由奈の父親が突然ギャンブルに没頭
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